「バーバリーロス」から立ち直れない三陽商会が敷く“背水の陣”

「バーバリーロス」から立ち直れない三陽商会が敷く“背水の陣”

三陽銀座タワーをフルリニューアルし、9月にグランドオープンする「GINZA TIMELESS8」 Photo by Rumi Souma

業績不振が続く三陽商会。2020年2月期第2四半期の連結決算でも8.6億円の営業損失を計上、6億円の赤字となった。当初は黒字予想を立てていただけに、先行きの不透明さが一段と増す。通期決算で“4期連続最終赤字”を避ける策はあるのか。(ダイヤモンド編集部 相馬留美)

■下方修正に次ぐ下方修正決算予想に見える「甘さ」

 「下期は反転攻勢をかけますから」――。三陽商会の岩田功社長は、7月30日の2020年2月期第2四半期決算の席上で、自信満々に言い切った。

 とは言うものの、三陽商会の業績は惨憺たる有様だ。当初は上期で営業利益5000万円、純利益1億円の黒字見通しの目標を掲げていた。

 ところが、7月8日に上期は2億円の最終赤字になると下方修正し、黒字目標を撤回。その上、決算の蓋を開けてみるとさらに数字は悪化しており、営業損失8.6億円、最終損失は6億円まで落ち込んだ。

 赤字の主な原因は、売上構成比の6割を占める百貨店の売り上げが振るわなかったためだ。

 しかし、要因はそれだけではない。繰り越し在庫の消化、前期で行った希望退職の影響額、ポイント値引きの引当金の増加や店舗販売員の正社員化や人手不足によって店頭販売派遣スタッフを採用したことによる給与増加……など、てんこ盛りである。

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