孫正義さんのもとで14年間学んだ「未来志向」とは?

孫正義さんのもとで14年間学んだ「未来志向」とは?

安川新一郎(やすかわ・しんいちろう)
グレートジャーニー合同会社代表
マッキンゼー・アンド・カンパニー東京支社・シカゴ支社に8年勤務。主に通信ITセクターを担当。1999年ソフトバンク株式会社入社。社長室長としてマイクロソフト等とのJV立ち上げ、各種投資案件に関わる。ナスダック・ジャパン(現大証ヘラクレス)創業メンバー、常勤監査役。 その後ヤフーBBを始めとするブロードバンド事業、データセンター事業の立ち上げに参画し、アイ・ピー・レボルーション(株)代表取締役社長、グローバルセンタージャパン(株)取締役を歴任。その後、日本テレコム(株)、ボーダフォンジャパン(株)の買収に伴い、ソフトバンクテレコム(株)執行役員インターネット・データ事業本部長、ソフトバンクモバイル(株)執行役員法人事業推進本部長、執行役員プロダクトサービス本部副本部長を歴任。現在は、孫泰蔵氏の設立したMistletoe(株)の上級フェローとして、社会起業家の支援等を行いつつ、政府CIO補佐官等としての行政課題の課題解決、や企業変革に取り組む。一橋大学経済学部卒。

ソフトバンクグループを率いる孫さんの印象は、1カ月、3年、10年以上と付き合う期間によって全然違う?! 書籍『ファイナンス思考』著者・朝倉祐介さんの対談シリーズに、今回はマッキンゼー・アンド・カンパニーからソフトバンクグループに転じ、トップである孫正義さんの懐刀として長らく活躍された安川新一郎さんをお迎えしました。安川さんは現在、東京都や政府CIO補佐官として行政のアドバイザーからスタートアップ支援まで幅広く活動されています。孫さんのもとで鍛えられた30年、300年という長期ビジョンの描き方について、伺っていきます。

■転職のとき念頭にあった二つの軸とは?

朝倉祐介さん(以下、朝倉) 今日は、マッキンゼーの大先輩をお迎えできました。ありがとうございます。僕たちの世代は「マッキンゼー2.0」と呼ばれ、先輩方からは「マッキンゼー日本オフィスの黎明期とまったく違う環境で育っている」と言われますが、安川さんは「1.0」世代ですね。

安川新一郎さん(以下、安川) 僕は20世紀のマッキンゼーの人間で、夜中じゅう働いて、合コンにも行った記憶はありませんが、最近は合コンにも行けるしモテるらしい、と聞きました(笑)。

朝倉 僕ら「2.0」世代も合コンは行けてませんので、きっと「3.0」世代がそうなんじゃないですか(笑)? ですから安川さんとは現役時代は重なっていないですが、マッキンゼー出身者のなかで、スタートアップに関わる人で集まる機会があって、そこで初めてお話ししたんですよね。

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