「レンタルなんもしない人」、依頼者が絶えない秘密はどこにあるのか

「レンタルなんもしない人」、依頼者が絶えない秘密はどこにあるのか

引越しの際の見送りから離婚届提出の同伴、好きなアニメを一緒に見てほしい...レンタルなんもしない人の元には、実に様々な依頼が舞い込む

サービスとは基本的に“なにかをしてもらう”こと。そんな概念を覆し、“なにもしない”ことをサービスにして職業化してしまった男性がいる。自らをブランド化させる『レンタルなんもしない人』から、これからの働き方のヒントを探った。(清談社 藤野ゆり)

■レンタルなんもしない人の“なんもしない”サービスとは?

「『レンタルなんもしない人』というサービスを始めます。1人で入りにくい店、ゲームの人数合わせ、花見の場所とりなど、ただ1人分の人間の存在だけが必要なシーンでご利用ください。国分寺駅からの交通費と飲食代だけ(かかれば)もらいます。ごく簡単なうけこたえ以外、なんもできかねます」

 2018年6月、上記のツイートにより始まった「レンタルなんもしない人」の“なんもしない”サービス。開始からわずか1年で、『レンタルなんもしない人のなんもしなかった話』(晶文社)、『〈レンタルなんもしない人〉というサービスをはじめます。』(河出書房新社)と書籍化、週刊モーニング(講談社)でのマンガ化に始まり、バラエティーやラジオ番組の出演、最近ではNHKのドキュメンタリー番組『ドキュメント72時間』での密着取材など、ツイート主である「レンタルなんもしない人」は、なぜかメディアに引っ張りだこだ。

 彼のもとには、たとえばこんなユニークな依頼が舞い込んでくる。

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