もう「グーグルの小作農」はやめませんか? ネットワーク理論研究者が語る「つながりすぎた世界」を生き抜く方法

もう「グーグルの小作農」はやめませんか? ネットワーク理論研究者が語る「つながりすぎた世界」を生き抜く方法

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個人・組織が持つ「妄想」をビジョンに落とし込み、その「具現化」を支援する戦略デザイナーの佐宗邦威氏による「VISION DRIVEN対談」シリーズ。第7弾のパートナーは、ニューヨーク州立大学ビンガムトン校教授で「動的ネットワーク理論」「集団行動学」「計算社会科学」など複雑系科学の研究をしている佐山弘樹氏だ。

「『単純化しないと理解できない』なんて誰が決めたの? 複雑なものを複雑なまま吸収し、自分の理解をつくっていく、そんなことは赤ちゃんだってやっているのに」――ベストセラーとなった佐宗氏の『直感と論理をつなぐ思考法』の発端には、佐山氏が発したこの問いかけがあったのだという。世の中が複雑さを増していく時代、複雑系科学の研究者は「人間の役目」がどのように変化していくと考えているのか? 全3回にわたってお送りする(最終回/構成:高関進)。

■好きなことをやり続けるには、「死なずに」「人の言うことを聞く」

佐宗邦威(以下、佐宗) 今回、もう一つお伺いしてみたかったいのが、「ビジョン」なり「妄想」なりを駆動力にして前に進み続けることって、最初はとっても楽しいのですが、それは最初だけだったりしますよね。途中からは「獣道」を歩むような感覚で、けっこうしんどい。

『直感と論理をつなぐ思考法』では「歩みはじめる」ところまでを中心に書いていますが、そのあと実際に「歩み続ける」ときには、孤独との戦いが待っていたり、飽きが来たり、いきなりいやになったりすることもあります。

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