小さなパン屋が実現、防災と世界の飢餓救済を両立するビジネスモデルとは?

小さなパン屋が実現、防災と世界の飢餓救済を両立するビジネスモデルとは?

小さなパン屋が支援の仕組みづくりに成功できた理由とは? Photo:PIXTA

視野を広げるきっかけとなる書籍をビジネスパーソン向けに厳選し、ダイジェストにして配信する「SERENDIP(セレンディップ)」。この連載では、経営層・管理層の新たな発想のきっかけになる書籍を、SERENDIP編集部のシニア・エディターである浅羽登志也氏がベンチャー起業やその後の経営者としての経験などからレビューします。

■被災地に送った支援物資はきちんと届き本当に役立っているのか

 地震や台風、集中豪雨などの災害が、以前よりひんぱんに起きている気がする。今週も大型の台風が列島を襲った。

 ニュース番組などで被災地の状況が映るたびに、募金だけでなく物資の支援も必要だと思う。しかし、遠方からの物資の提供には、送ったものがきちんと被災者のもとに届き、役立っているのか、一抹の不安があるのは確かだ。

 3年前の熊本地震の際、たまたまFacebookで大学時代の後輩の投稿を見つけた。彼女は福岡でバーを経営しているのだが、「お客さんが車で運ぶと言っているので、食料や衛生用品など支援物資を自分の店宛てに送ってほしい」と言うのだ。

 これなら安心できると思い、備蓄していたレトルト食品や缶詰、ウエットティッシュなどを段ボール箱に詰めて、宅配便で送った。

 すると翌日には「荷物届きました、今夜運びます!」と後輩からメッセンジャーで連絡がきた。少なくとも現地には確実に届くだろうと、安心できた。

 こんなふうに、自分が送ったものを、どんな人がいつ、どのように届けるかがわかるだけでも、物資を支援するハードルはだいぶ下がるのではないだろうか。

 さらに、平時から、被災地に必要な食料等が確実に届く「仕組み」が用意されていれば、万が一、自分が被災したときにも大丈夫と思える。

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