定年後、大企業のサラリーマン男性ほど家に引きこもる根本的理由

定年後、大企業のサラリーマン男性ほど家に引きこもる根本的理由

会社の中だけで通用するルールや考え方に染まってしまい、定年後の「アウェイ」な環境には適応できない――男性、特に大企業のサラリーマンはこのパターンにはまりがちである Photo:PIXTA

■定年後を楽しめない日本の男たち

 サラリーマンをやっていて定年が近づいてくると、多くの会社では「ライフプランセミナー」という催しが開催される。名称は必ずしもこの通りではないかもしれないが、だいたい似たような内容のものだ。

 定年にまつわる様々な手続き、退職金や年金の受け取り方法、退職後の健康保険や失業給付の申請等々、退職時にまつわる様々な手続きについての説明会が「ライフプランセミナー」と称して行われている。

 そんなライフプランセミナーのカリキュラムの一つに「定年後の過ごし方」という講習が設けられていることもある。筆者も様々な企業に出かけてライフプランセミナーの講師をやる時に、定年後の働き方や趣味等の見つけ方などについて筆者自身や取材した方々の経験から、心得ておいた方がいいことについて話をする機会も多い。

 ところがそういったセミナーに参加している人たち、中でも男性は、ほとんどが定年後の生活に対して自信なさげなのである。夫婦同伴でセミナーに参加するケースも多いのだが、そういう時は決まって女性の方が熱心で、定年退職後の生活プランを積極的に考えているのに対し、男性の方は大概、訪れる定年後というものに対して、今ひとつイメージがつかめていないようなのだ。

 さらに言えば、実際に定年した後、活発に活動したり、様々なイベントに参加したりするのは圧倒的に女性が多いそうである。

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