【山口周】未来が「どうなるか?」ではなく 「どうしたいか?」の発想が、最大の武器

【山口周】未来が「どうなるか?」ではなく 「どうしたいか?」の発想が、最大の武器

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7万部のベストセラーとなっている山口周氏の最新刊『ニュータイプの時代――新時代を生き抜く24の思考・行動様式』。その著書の中で山口氏は、「役に立つ」の領域で勝負をしている企業は、自動車産業でも家電産業でも苦戦を強いられていると語る。
不便に対してソリューションを提供することで「役に立つ」。そのオールドタイプの発想が、もはや価値をなった時、代わりに有利になるのが「意味がある」の領域で勝負している企業であるという。その真意とは?(構成:松隈勝之)

■トヨタのPBRは10年間ほぼ変化していない

山口周さん(以下、山口):今日本で時価総額が一番高い会社は、トヨタ自動車ですが、注目しなければならない数字があります。それがPBR、株価純資産倍率(Price Book-value Ratio)です。

純資産の合計額と時価総額の利率がどれくらいなのか、レバレッジが効いているかで、株式市場からの期待の大きさがわかるのですが、トヨタのPBRは、ここ10年くらいは1倍ほど。つまり会社の価値である時価総額とほぼ同じなのです。日産やホンダはさらに悪くて、0.5とか0.6しかないと思います。それがどういうことかというと、改組した方が株主に対しては還元率が大きいということ。

BMWやポルシェは、おそらく数倍になってるはずですし、テスラに関しては100倍です。

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