【山口周】人生の豊かさは 「逃げる」巧拙に左右される

【山口周】人生の豊かさは 「逃げる」巧拙に左右される

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ベストセラー『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』が話題の山口周氏。山口氏が「アート」「美意識」に続く、新時代を生き抜くキーコンセプトをまとめたのが、『ニュータイプの時代――新時代を生き抜く24の思考・行動様式』だ。
私たち日本人は幼少期から「逃げてはいけない」「我慢して耐える」などの価値観を叩き込まれる。逃げるという行為に、多くの人がどこか心苦しさを感じるだろう。
しかし、危機に直面した生物は「戦う」か「逃げる」かのどちらかの選択をする。「じっと耐える」ことはない。これは私たちの人生にも当てはまる。「上手に逃げる」ことは生存戦略上、重要な能力なのだ。
切り替わった時代をしなやかに生き抜くために、「オールドタイプ」から「ニュータイプ」の思考・行動様式へのシフトを説く同書から、一部抜粋して特別公開する。

【オールドタイプ】一箇所に踏み留まって頑張る
【ニュータイプ】すぐに逃げて、別の角度からトライする

■「痛み」はなぜあるのか?

 痛みという感覚を好ましいと思う人はあまりいません。にもかかわらず、私たち人間をはじめとした霊長類にはこの感覚が備わっています。これはなぜなのでしょうか?

 生物は、進化のかなり早い段階で「痛み」という感覚を備えるようになったことが知られています(*1)。

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