【お寺の掲示板54】沢庵和尚の戒め「前後際断」



 あなたの考えはすべての出来事、存在をあるがままに前向きに肯定し、受け入れることです。それによって人間は、重苦しい陰の世界から解放され、軽やかになり、また、時間は前後関係を断ち放たれて、その時、その場が異様に明るく感じられます。この考えをあなたは見事に一言で言い表しています。すなわち、「これでいいのだ」と。

 いまの状況をあるがままに肯定し、いまの状況に集中する。過去や未来にとらわれず、その状況を存分に楽しんでいるときに、人間は輝きを帯びるのかもしれません。

(解説/浄土真宗本願寺派僧侶 江田智昭)

前へ 1 2 3

関連記事(外部サイト)