投資の世界で「プロより成績のいいアマ」が大勢いる理由

投資の世界で「プロより成績のいいアマ」が大勢いる理由

投資の世界の素人には、プロにはない意外なアドバンテージがある Photo:PIXTA

■投資の世界では珍しくないプロより成績の良い素人

 筆者は証券会社で長らく仕事をしてきたので、その間、相当な数の個人投資家を見てきた。そんな個人投資家の中には、驚くほど高いパフォーマンスを上げた人もたくさんいる。

 投資の手法は様々で、短期売買を繰り返す人や、優良銘柄の株を長期に保有することで大きな財産を築いた人など、これだけが絶対に正しいという方法はない。ただ、投資のプロと思われる人達が運用する投資信託よりも、素人である個人投資家が運用する方がはるかに高い収益を生み出しているケースは、決して珍しくないのだ。

 これはプロがだらしないのだろうか?彼らは運用が下手なのだろうか?実を言うと、そういうことではない。投資の世界において、アマがプロに勝つことができる理由が存在するのだ。それは一体どういう理由なのかを考えてみたい。

 普通、どの世界でもプロというのは大変な実力を持っている。例えば将棋の世界では、どんなに頑張ってもアマはプロに勝てないのが普通だろう。ところが野球では、たまにアマがプロに勝つこともある。これはチームプレイであるために、メンバーの誰かが体調不良であったり、全体のバランスやコンビネーションが崩れることもあったりするからだ。さらにそれに加えて、グラウンドコンディションや風の状態といった、自然現象による偶然の要素も作用する。

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