韓国・文大統領が絶体絶命の内政を国連外交で挽回できなかった理由

韓国・文大統領が絶体絶命の内政を国連外交で挽回できなかった理由

Photo:Drew Angerer/gettyimages

■「北」と「゙長官」への想いを胸に国連総会へ赴いた文大統領

 文在寅大統領にとって、今回の訪米は後ろ髪を引かれる思いでの訪米だったはずだ。

 現に文大統領が出国した翌日、検察ば国法務部長官の自宅の家宅捜索に踏み切った。これは文大統領が国内にいない絶妙なタイミングだったといわれている。中央日報は、゙長官夫妻の容疑の相当部分が立証されたと報じている。

 ゙長官の夫人、チョンギョンシム東洋大学教授が、PCのハードディスクを搬出するなど証拠隠滅を試みた状況も、家宅捜索決定に影響を及ぼしたという。チョン教授は韓国投資証券のプライベートバンカーのキム某氏にハードディスクの交換を依頼したとの供述が出ており、゙氏も夫人に協力している同氏に謝意を表したという。

 さらに、゙氏の息子に対する、ソウル大法学部の公益法人人権法センターのインターン活動証明書の虚偽発行には、゙氏自身が関与しているとみられている。これが立証されれば、゙氏が私文書偽造をしたことになる。

 文大統領は「明確な違法行為が明らかになっていない」としで国氏の法務部長官任命を強行した。それは、議会、行政、司法の三権を抑えている文大統領が、唯一自身に抵抗する機関である検察を改革するため゙国氏を法務部長官に据えたいという思いが強かったからである。

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