あらためて考える、「カッコいい」とは何か ―平野啓一郎×水野学 対談

あらためて考える、「カッコいい」とは何か ―平野啓一郎×水野学 対談

「くまモン」でおなじみのクリエイティブディレクター・水野学さんと作家の平野啓一郎さん

カッコいいとは何か。
だれもが何気なく口にするものの、その言葉が意味するところについて、はっきりと理解して使っている人は少ないでしょう。
『「カッコいい」とは何か』(講談社現代新書)を上梓した小説家の平野啓一郎さん。
普段、私たちが何気なく使っている「カッコいい」について、さまざまな角度から掘り下げたこの作品は、ひたすら「カッコいい」論でありながらも、まるで人類史を読んでいるかのようなスケールの大きい一冊。平野さんがずっと書きたかったテーマというだけあって、力もこもっているように感じます。
今回、平野さんと対談をしたのは、『いちばん大切なのに誰も教えてくれない段取りの教科書』の著者であり、「くまモン」の生みの親であるクリエイティブディレクターの水野学さん。人々の心をつかむデザインを次々と生み出す水野氏もまた、「カッコいい」とは何かを常に考えているクリエイターです。
それぞれの領域は違えど、新しいものを生み出してきた二人が、「カッコいい」を語り尽くします。(構成/香川誠、和田史子、撮影/増元幸司)

■そろそろ「アフリカ音楽」と言うのはやめませんか

水野学(以下、水野) 今日は平野さんと対談ということで、とても緊張しています。

平野啓一郎(以下、平野) FMラジオのJ-WAVEの番組審議委員会で毎月顔を合わせているじゃないですか(笑)。

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