香港問題は中国共産党統治の「終わりの始まり」になるか

香港問題は中国共産党統治の「終わりの始まり」になるか

10月1日、中国建国70周年に当たり、香港島で行われた大規模な抗議デモ Photo:JIJI

香港のデモは暴力化し、一向に収拾に向かう兆しがない。

 10年前の中国であれば、おそらく人民解放軍を投入し、強権で事態を収拾していたかもしれない。だが今、どんなにデモが長引こうとも、その気配はない。

 一方で中国政府は、NBAのヒューストン・ロケッツの幹部の香港デモを支持する発言に対し強い反発を示し、NBA関連企業のボイコットに走るなど異様な反応を示している。

 香港の民主化運動が香港内にとどまっている限り、その処理は香港政府に任せるが、中国本土に少しでも波及するのは許さないという決意表明なのだろう。

 香港情勢についてのハンドリングを間違えば、これまでの中国の飛躍的台頭の陰に隠されてきた大きな矛盾が露呈し共産党統治の危機を迎える。このことは中国政府も認識しているはずだ。

■共産党体制の抱える矛盾成長と自由の抑圧が両立するか

 中国の共産党体制が抱える最大の矛盾は、共産党の統治の正統性に関することだ。

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