アーティストの「仕事のやり方」に何を学ぶべきか

アーティストの「仕事のやり方」に何を学ぶべきか

アーティストの「仕事のやり方」に何を学ぶべきかの画像

『直感と論理をつなぐ思考法 VISION DRIVEN』佐宗邦威氏の対談シリーズも、ついに第10弾となる。今回の対談パートナーは、アーティストの熟達過程や創作活動における認知プロセスなどを専門的に研究している東京大学大学院の岡田猛教授だ。
カイゼンや戦略がとかく重視されがちなビジネスの世界に、個人の内発的な「妄想」をベースにした思考アプローチを持ち込む佐宗氏だが、こうした思考法のモデルになっているのは、ほかでもなく「アーティスト」のそれである。VUCAと言われる変化の時代に、われわれがアーティストに学べることとは? 両氏の対談を全3回にわたってお届けする(構成:高関進 第1回)。

■研究・学びそれ自体も「アート」的であるべきでは?

佐宗邦威(以下、佐宗) 『直感と論理をつなぐ思考法』では、個人の内発的な「妄想」なり「ビジョン」なりを起点にして、具体的なアイデアを練り上げていく「VISION DRIVEN」な思考法について論じました。

このとき僕が具体的に意識していたのは、いわゆるアーティストの方たちのアプローチです。アーティストが制作を行うプロセスというのは、基本的にはマーケットとか問題解決とかいった外部環境からは独立しているはずですから、VISION DRIVENそのものです。そのなかで、岡田先生が以前に執筆された研究論文*にも触れさせていただきました。

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