帝国ホテルが京都進出、激戦区で「高級路線」は奏功するか

帝国ホテルが京都進出、激戦区で「高級路線」は奏功するか

祇園甲部歌舞練場の耐震改修に伴い帝国ホテルに話が持ちかけられた(写真は弥栄会館) Photo:PIXTA

10月9日、帝国ホテルが日本有数の花街である京都・祇園地区の中心にある伝統建築物「弥栄会館」に進出すると発表した。競合が激しく供給過剰が懸念される京都のホテル市場に、独自路線で一石を投じられるのか。(ダイヤモンド編集部 大根田康介)

■「懸念材料はない」と国内資本ホテルは楽観的

 東京の帝国ホテルが京都への進出を計画している。大阪への進出以来、23年ぶりの新ホテルの立ち上げとなる。

 今回、帝国ホテルは一からホテルを建設するのではなく、芸妓・舞妓による舞踊公演「都をどり」の会場として京都では有名な祇園甲部歌舞練場(2016年から耐震改修中)と同じ敷地内にある「弥栄会館」を借り、リニューアルするかたちだ。

 弥栄会館は、1936年竣工の和風意匠を織り込んだ建物で、国の登録有形文化財だ。地上5階、地下1階の鉄骨鉄筋コンクリート造り。土地は学校法人八坂女紅場学園が所有しており、帝国ホテルが建物を改修してホテル運営を担う。オープン時期は未定だが、数年内と見られる。

 地元のホテル関係者は、帝国ホテルの進出をどう受け止めているのか。

 国内資本のシティホテル幹部は、「我々より室数を抑えて高単価設定するだろうから懸念材料はない。一流ホテルの参入は京都にとって大変良いことだ」と楽観的で、歓迎するムードすらある。

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