【発音が問題じゃない】うまく話すことより、英語で評価される2つの話し方



 日本でも方言ではなく、標準語が好まれるのと同じです。私もアクセンチュアに入社した際、関西弁が聞き苦しいと指摘され標準語に直しました。しかし英語の世界では、英語の発音の美しさだけでなく、英語圏の常識も身につけていないと成功することはありません。シングリッシュしか話せないシンガポール人であっても、相手を気遣って丁寧な英語を話す人は、高く評価されています。

 オーストラリアやイギリスに留学して、なまりのないきれいな英語を学んだシンガポール人たちが活躍するのを見てきた私は、英語の発音のよさが、グローバルで成功する要素だと考えていました。

 しかし、今にして思うと、英語ができないことを言い訳に、自分に都合よく解釈してきたのです。シンガポールでさまざまな国の人たちと働き、非ネイティブでも世界で活躍する優秀な人たちと出会うなか、相手を慮った丁寧なコミュニケーションができる人が評価されていただけなのだとわかりました。

 海外の常識を知るシンガポール人たちは、異なる考え方に価値を見出し、異なる人種や文化、宗教に関心が生まれて、「Growth Mindset」(成長思考)が培われたことが評価につながったのです。

 英語の世界に飛び込むということは、1億2700万人の日本から15億人の世界へ飛び出すということです。

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