NYで大流行「ゴーストレストラン」が日本の外食を救う理由

NYで大流行「ゴーストレストラン」が日本の外食を救う理由

必要なのは、初期費用50万円前後と毎月の間借り料、売り上げ手数料のみ。厨房と業務用の冷蔵庫はキッチンベースが用意してくれる

アメリカや中国を中心に人気を集めている「ゴーストレストラン」。実店舗を持たずに運営する飲食業のことで、間借りしたシェアキッチンなどで調理を行い、ウーバーイーツなどのフードデリバリーを通じて配達する。ゴーストレストランやシェアキッチンの登場は、日本の外食産業にどんな変化をもたらすのか。(清談社 藤野ゆり)

■開店費用は安くて1000万円3年で7割が閉店に追い込まれる

「オープン1年でつぶれてしまう飲食店がどれぐらいあると思いますか。3割です。さらに開業3年で7割が閉店します。10年後も残っている飲食店というのは、1割ほどといわれています」

 そう話すのは6月、東京・中目黒にオープンしたばかりのシェアキッチン「キッチンベース」を手がける山口大介さんだ。

「飲食の開業に際してかかる資本金は、低く見積もっても1000万円。それだけの資金や人件費をかけてオープンしても、実際そのほとんどが閉店に追い込まれてしまう。そんな飲食業の高いハードルを下げることはできないかと思って、ニューヨークのゴーストレストランを参考に『キッチンベース』を始めました」

 ゴーストレストランとは、ニューヨークで生まれたデリバリー専門の飲食店のこと。間借りするシェアキッチンで調理を行い、「Uber Eats(ウーバーイーツ)」などのデリバリーサービスやアプリを介して注文を受け、配達する。

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