ヤフー・LINEの経営統合で迫られる、「稼げるアプリ」の取捨選択

ヤフー・LINEの経営統合で迫られる、「稼げるアプリ」の取捨選択

ZHDの川邊健太郎社長(左)は緑、LINEの出澤剛社長は赤と、互いの企業のイメージカラーのネクタイを着用して蜜月ぶりをアピール Photo by Chiyomi Tadokoro

ヤフーとLINEが18日に記者会見し、経営統合を正式発表した。会見では「対等の精神」という言葉が強調されたものの、LINEは実質的にソフトバンクグループ入りすることになる。8000万人を超える顧客基盤を持ちながら収益化に苦しむLINEと、自慢の営業力でサービスの収益化が得意なソフトバンク。統合の過程で、両社のサービスの取捨選択でひと悶着がありそうだ。(ダイヤモンド編集部 大矢博之)

■「大きなことを一緒にやろう」川邊社長が新年会でラブコール

「大きなことを一緒にやろう」――。

 Zホールディングス(HD、旧ヤフー)の川邊健太郎社長兼CEO(最高経営責任者)は、副社長だった数年前から、LINEの出澤剛社長兼CEOにこうラブコールを送っていた。話を持ち掛けるのは、年に1度の個人的な新年会の席上だ。いつもは「相手にされず、笑ってすまされた」(川邊社長)。だが、季節を少し遅らせて開催した今春の新年会では、反応が違った。「そうでしょうね。話してもいいかもしれませんね」。出澤社長がこう応じたことで、日本のIT業界を揺るがす統合話が動き出した。

 ソフトバンクグループでZHD傘下のヤフーと、メッセージアプリ運営大手LINEが経営統合することで18日に基本合意した。ZHDの親会社のソフトバンクと、LINEの親会社である韓国ネイバーが50%ずつ出資して合弁会社を設立。その傘下にZHDを置き、ヤフーとLINEを子会社にする。12月に統合に関する最終契約を締結し、2020年10月の統合完了を目指す。

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