中国のあらゆる会議に習近平が「祝賀メッセージ」を送る思惑

中国のあらゆる会議に習近平が「祝賀メッセージ」を送る思惑

中国のあらゆる会議に習近平が「祝賀メッセージ」を送る思惑とは(写真はイメージです) Photo:PIXTA

■様々なイベントに祝賀メッセージ習近平は何を訴えたいのか

 習近平は11月5日に開かれた第2回中国国際輸入博覧会で「開放・協力 運命を共にする」と題した基調講演を行い、中国が開放を一層拡大することを内外にアピールし、さらに、11月13日に開かれたBRICSビジネスフォーラムの閉幕式での講演、14日のBRICS首脳会議での演説でも、中国の対外開放を堅持する決意は変わらないことを示した。

 習近平は10月18日から10日間あまり、立て続けに中国で開かれたフォーラムなどに祝賀メッセージを寄せた。直近では、中国法治国際フォーラム(11月10日)にも祝賀メッセージを送っている。これらのメッセージの全文は中国共産党機関紙『人民日報』の第一面にも掲載された。

 習近平の講話が同紙に掲載されると、それを読んだ党員や関係者、外国の有識者の反応も併せて紹介されるが、重要な祝賀メッセージについては講話と同様に反響も掲載されることもある。

 習近平は就任以来多くの場で自ら情報発信をしており、講話の数も少なくない。そうしたことから、彼が会議に祝賀メッセージを寄せることは珍しいことではないが、1ヵ月で立て続けに祝賀メッセージを送ることはあまりない。どうして習近平は多くの祝賀メッセージを送ったのだろうか、その理由について考えたい。

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