天才・平清盛が 「宋銭」に目をつけた理由


 それによって「銅銭」がいらなくなったわけです。

 火を燃やして宋銭を鋳(い)つぶして、銅のインゴット(のべ棒)にすれば再利用できますが、それにもお金がかかる。

 それならと、試しに周辺の日本やベトナムに売ってみたら喜ぶのでは? と考えた人がいた。

 そうしたら日本が喜んだので、「これはええわ」と、どんどん宋銭を輸出し始めたという背景があったのです。

 これも、世界がつながっているということです。
 マネーサプライが「銀」と「紙幣」で代替できて初めて「銅銭(宋銭)」が余る。
 宋銭が輸入できて初めて、わが国に貨幣経済が成立したのです。

 過去の僕の『哲学と宗教全史』全連載は「連載バックナンバー」にありますので、ぜひご覧いただき、楽しんでいただけたらと思います。

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