アクセルを踏むときには躊躇しない!「ポケトーク」発売元社長が語る「明石家さんまさんにCM出演をお願いした合理的理由」



 翻訳機は店頭で販売されているものだけですでに19社から発売されていますが、ひしめき合う売り場の中で、「ポケトーク」は圧倒的な存在感を誇っています。さんまさんの起用は本当に大きな意味がありました。さんまさんのCMをやっていなければ、「通訳機といえばポケトーク」というメジャー感をここまで出せなかったし、95%という高いシェアは取れなかったと思います。

 後で聞いた話ですが、実はさんまさんを起用するという提案を受けたとき、すんなり私がうなずいたことに、dofの齋藤さんは驚かれたそうです。日本で最も有名なタレントのおひとりですから、出演料を考慮して大企業でもためらうそうで、本当にお願いしてしまって大丈夫だろうか、と思われたようです。

 たしかに高額でしたが、だからといって、出演料の安いタレントで代わりができるか、といえば、私はまったくそんなふうには思いませんでした。というのも、出演料というのは、年に1回だけの投資です。それ以上にお金がかかるのは、CMの枠を買う費用です。そこに数億円なり、数十億円なり必要で、露出を増やそうと思うほど積み上がっていきます。そこでかかる費用は、出演料が安いタレントを使っても、高いタレントを使っても同じです。だったら、巨額の電波代をかけるに見合った効果が得られるタレントに出てもらったほうがいいという判断で、出演料についてためらう理由は、私にはありませんでした。

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