韓国経済は明るい展開が見えず、縮小均衡に向かう恐れが濃厚な理由

韓国経済は明るい展開が見えず、縮小均衡に向かう恐れが濃厚な理由

Photo:PIXTA

■2020年韓国の金融市場は不安定な展開になっている

 2020年初以降、韓国の金融市場は不安定な展開になっている。韓国ウォンは弱含みで推移しており、株価も外部要因に振れやすい動向を続けている。海外投資家の多くが、韓国経済の先行きを慎重に見ているようだ。

 韓国内外の経済状況を見ると、今のところ、短期間で同国経済が大きく混乱する可能性は低いだろう。特に、昨年後半以降、5G関連の需要の高まりなどを受けて、サムスン電子の業績悪化に一服感が出ていることは重要だ。サムスン電子の業績動向は、韓国経済に無視できない影響を与える。同社の業績拡大は、韓国の景気持ち直しの主な原動力となってきたといえる。

 ただ、サムスン電子は競争の熾烈化に直面している。半導体市況が持ち直したとしても、同社がこれまでのように業績の拡大を実現し、シェアを高めることができるとは限らない。

 また、韓国国内では、文在寅(ムン・ジェイン)大統領の進めた経済政策が失敗したことが大きな問題になっている。足元で雇用環境は改善せず、デフレ懸念が出ている。海外情勢に関しても、中国経済の減速、米中の貿易協議の動向、中東の地政学リスクなど不確定要素が増大している。

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