価格競争に陥りやすいビジネス「2つの特徴」

価格競争に陥りやすいビジネス「2つの特徴」

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電通vs博報堂。ヤマト運輸vs佐川急便。アップルvsアマゾンetc.
有名企業の決算書を徹底分析!「儲かっている」のはどっちだ?
本連載は、誰もが知っている有名企業の決算書を対比させることで、「仕事に効く会計知識」と「経営分析の基本」を一気に学ぶものだ。著者は、「監査法人」「証券会社」「ベンチャー企業」「会計コンサル」、4つの立場で「会計」に携わった経験を持つ川口宏之氏。近著に『経営や会計のことはよくわかりませんが、 儲かっている会社を教えてください!』がある。

 前回記事『「ヤマトより佐川のほうが儲かっている」宅配戦争に学ぶ経営の基本』の続きです。

 ここ数年、政府による賃上げ要請や、国が定める最低賃金の上昇により、企業の人件費負担は年々重くなってきています。日本国内の労働力不足も相まって、この傾向はおそらく今後も続いていくでしょう。

■原価の大部分は「人件費」だった

 宅配業は、トラックに荷物を積み込み、ドライバーが目的地まで荷物を届けるという、典型的な労働集約型ビジネスです。コスト構造としては、人件費が原価の大部分を占めているので、賃上げの影響をまともに受けてしまう業種なのです。

 両社の人件費を見てみましょう。ヤマトホールディングスは8217億円で、SGホールディングスは3889億円です。

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