首都圏「公立中高一貫校」の最新情勢、出願状況から分析【2020年入試版】

首都圏「公立中高一貫校」の最新情勢、出願状況から分析【2020年入試版】

多摩地区唯一の中学併設校「都立武蔵」も高校からの募集を取りやめる

2月3日は東京と神奈川で国公立中学の適性検査試験が一斉に行われる。受験できるのは1校だけだが、毎年高倍率の入試が繰り広げられている。1月15日に出願が締め切られた都立中高一貫校の情勢を主に、首都圏公立中学の出願状況を見ていこう。(ダイヤモンド・セレクト編集部)

■前年比志願者減が目立つ都立中高一貫校

 2020年の首都圏公立中高一貫校の志願者数が出揃った。3ページ目に一覧表を掲載するが、全体的に2019年に比べて志願者数は減少傾向にある。私立中高一貫校では受験だが、公立校の場合は適性検査ということで受検と称している。

 中学校を併設して東京都立で初めて中高一貫校になったのは、前身が旧制第1高等女学校である下町の名門、白?高校だった。2005年のことである。最初の卒業生が出た2011年に東京大5人合格という華々しい実績を上げたことで、都立一貫校への注目が高まった。

 2006年には旧制5中の名門校「小石川」が、まだ耳慣れなかった中等教育学校に衣替えしている。これは中学に相当する最初の3年間を前期課程、高校に相当する後の3年間を後期課程と呼び、後期課程からの募集は行わない完全一貫校だ。

 私立一貫校の場合、義務教育ではあっても中学では授業料などが別途徴収される。その点公立であれば普通の中学校と同様、授業料はかからない。

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