【山口周】MBAの価値が急落し、 世界のエリートは今「MFA」を求める

【山口周】MBAの価値が急落し、 世界のエリートは今「MFA」を求める

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8万部を超えるベストセラーとなっている山口周氏の『ニュータイプの時代――新時代を生き抜く24の思考・行動様式』。同書にも詳しく書かれているが、山口氏は欧米のニューエリートの間では近年、「正解を出す力」を鍛えるMBA(経営学修士)を取得する人が減り、MFA(美術学修士)を選ぶ人が増えていると指摘する。世界のエリートが今、求める学位「MFA」とは何なのか?(構成:塚本佳子)

■ビジネスに必要不可欠な「真・善・美」のバランス

山口周(以下、山口):僕が『ニュータイプの時代』などの著書や、こうして講演を通して、いつもみなさんに伝えているのは、ビジネスには「真・善・美」のバランスが大切ということです。

それぞれに役割分担は違っても、突き詰めれば経営者がやっていることも中管理職の人がやっていることも実は同じで、「意思決定」なんですね。スポーツの世界のように瞬間的に勝敗が決まるのではなく、ビジネスの世界では常に意思決定を繰り返しているわけです。

では、どのようなものが「良い意思決定」なのか?

僕は「真・善・美」に則っているのが良い意思決定だと考えます。これらのうちのどれかを踏み外すと、うまくビジネスが回らなくなります。

例えば、「真」だけに則り「善」がなければ、企業価値は上がっても世の中からは袋叩きにあってしまう。

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