としまえん閉園リークの裏に見える「西武線コンテンツパーク計画」の思惑

としまえん閉園リークの裏に見える「西武線コンテンツパーク計画」の思惑

訪日外国人が大好きなテーマパークがとしまえん跡地にオープンすれば、西武線沿線や埼玉エリアにある、ほかのテーマパークも潤うことが予想される Photo:JIJI

「としまえん」の閉園報道は、西武グループの正式発表ではなく、いわゆるリーク。では誰が、どんな思惑でリークしたのか。それを考えるには近年、西武線沿線にテーマパーク計画が続々誕生している事実に目を向ける必要がある。そして、その先には「訪日外国人需要」を取り込みたい西武グループの思惑が見えてくる。(ノンフィクションライター 窪田順生)

■「としまえん」閉園報道リークした者の思惑はどこに?

「としまえん」が段階的に閉園して、その跡地の一部をワーナー・ブラザースが「ハリー・ポッター」のテーマパークとして2023年春に開業する、なんて計画をマスコミがそろって報道した。

 ただ、「としまえん」の運営元である西武グループは「肯定も否定もできない」「現状では何もお答えすることができません」などと回答している。要は、内部事情に明るい「関係者」がリークしたもので、正式決定した計画ではないのだ。

 この手の水面下で進むプロジェクトをマスコミにタレ込む者の狙いは2つしかない。ひとつは、プロジェクトを潰すため。そしてもうひとつは、何かしらの交渉が遅々として進まないので、報道を利用して既成事実化させるためだ。今回の場合、世論の反応からも前者は考えにくいので、後者である可能性が高い。

 というのも、実は、もともと「としまえん閉園」は10年前から決まっていて「交渉中」の案件だからだ。

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