バド桃田選手の眼窩底骨折は、なぜあっさり見逃されてしまったか

バド桃田選手の眼窩底骨折は、なぜあっさり見逃されてしまったか

桃田賢斗選手は右目眼窩底骨折が判明し、緊急手術を受けたが、眼の違和感はバドミントン選手にとって致命的な問題になりかねない Photo:Zhong Zhi/gettyimages

桃田賢斗選手の右目眼窩底骨折が明らかになった。全治3カ月の診断、「シャトルが二重に見える」と聞き、「東京オリンピックに間に合うのか?」という不安が日本中に広がっている。

 交通事故に遭ったマレーシアからの帰国後に行われた精密検査の結果は、「特に異常は認められなかった」と報じられていた。日本代表合宿に参加した直後だっただけに、なぜ精密検査でわからなかったのか、疑問の声が上がるのも無理はない。

■五輪金メダル候補の選手がなぜ「骨折」を見逃されたのか

 報道を整理すると、桃田選手が練習に復帰したところ、「高い打球を見上げたとき、シャトルが二重に見え、違和感があった」という。旧知の専門家に確認すると、「日常生活程度の眼球の動き、つまり目の前の食卓の範囲を見るくらいの動きでは特に痛みや違和感はなかったが、コートに出て、大きく上下に目を動かしたとき症状が出た。それくらいの軽度の眼窩底骨折ではなかったのか」と推測してくれた。

 それにしても、精密検査で骨折を見逃すことがあるのか?

 フジテレビ『バイキング』に一緒に出演した麻生泰医師によれば、「現代の日本の医療機関が使っているCTスキャンで見逃すことはまず考えられない」と言う。あくまで推測だが、「軽度の骨折は分かっていたが、手術をする必要はないと判断していたのではないか」と麻生医師は語っていた。一般の生活者なら自然治癒で対応できる、ところがバドミントンのような激しい競技で早期復帰を図るにはやはり手術が必要と分かったのだろう。

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