最新科学で明かされた「つわり」と「IQ」の関係

最新科学で明かされた「つわり」と「IQ」の関係

Photo: Adobe Stock

全世界でシリーズ累計100万部超のベストセラー『ブレイン・ルール』の第2作目にあたる『100万人が信頼した脳科学者の絶対に賢い子になる子育てバイブル』がついに日本上陸。「賢く幸せな子になってほしい」と願うすべての親のために、科学的に何度も「正しい」と認められた子育ての手法だけが紹介されている。本連載では同書より特別に一部を公開する。

■まずは「刺激しない」ことがたいせつ

 妊娠初期から中期の赤ちゃんにとって、胎内の住環境における最高の条件は「できるだけ刺激が少ないこと」だ。胎内は暗く、湿っていて、あたたかく、頑丈で外の世界よりずっと静かだ。胎内はその状態を維持しなければならない。

 受精卵が着床し、妊娠が始まると、妊娠初期の胎児である胎芽の脳になる部位は1分間に50万個もの神経細胞(ニューロン)をつくりだす。そのスピードたるや、1秒あたり8000個以上と驚異的なもので、このペースが数週間持続する。

 妊娠3週目にはこのようすを観察できるようになり、妊娠期の半ばくらいまで続く。この短期間に、胎児にはやりとげなければならないことが山ほどある! だから無知な親のせいで、この穏やかな環境を邪魔されるのは迷惑そのものだ。

 進化生物学者のなかには、人間の妊娠につわりが付き物なのは、穏やかな環境を守るためだと考える人もいる。

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