「どうせ」「私なんか」……。 虐待や育児放棄を受けても 「自己肯定感」が回復した!

「どうせ」「私なんか」……。 虐待や育児放棄を受けても 「自己肯定感」が回復した!

Photo: Adobe Stock

テストの点で測れない「非認知能力」=「考える力」「やり抜く力」「折れない心」の土台は、親が子どもの話を聞くことから作られる! 『自己肯定感で子どもが伸びる12歳からの心と脳の育て方』の著者で、30年以上臨床の場で多くの親子を見続けている医師が断言します。本連載では、子どもの脳を傷つけないで「あと伸びする子」に育てるためのノウハウを、著者が接してきた実例とともに紹介していきます。子どもへの接し方に悩むすべての大人、必読!

■「自己肯定感」は変えられるし、そもそも変動するもの

 小さいころからよくない環境に置かれて「自己肯定感」が育ってこなかった子どもは、もう自信を持つことはできないのでしょうか? 「自己肯定感」は一生変えることのできないものでしょうか? 答えはノーです。

 脳には可塑性(かそせい)といって回復する性質があり、その後の他者のかかわり方によって、「自己肯定感」を育てることができるのです。一度失った自信を取り戻すなんて、そう簡単にできっこないと思われるかもしれませんが、大丈夫なのです。

■人の話をよく聞き、自分の言葉で表現し、自分を認められる体験が大事

 児童養護施設での取り組みの例をご紹介しましょう。近年の虐待の増加によって、施設に入所する子どもの約6割が虐待やネグレクト(育児放棄)の体験を持っています。

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