なぜ新規事業は「90%」の確率で失敗するのか

なぜ新規事業は「90%」の確率で失敗するのか

失敗することなく、アイデアを事業化するためには? Photo:PIXTA

視野を広げるきっかけとなる書籍をビジネスパーソン向けに厳選し、ダイジェストにして配信する「SERENDIP(セレンディップ)」。この連載では、経営層・管理層の新たな発想のきっかけになる書籍を、SERENDIP編集部のシニア・エディターである浅羽登志也氏がベンチャー起業やその後の経営者としての経験などからレビューします。

■軽井沢の「リゾート菜園」は実現するのか

 私は長野県軽井沢町に住んでいるのだが、住み始めてしばらく経った頃、あるビジネスのアイデアがひらめいたことがある。軽井沢で「リゾート菜園」を開くというものだ。

 今、農業従事者の高齢化と後継者不足による耕作放棄地の増加が、全国各地の自治体で悩みの種となっているようだ。軽井沢町も例外ではない。

 だが、軽井沢には、他の市町村とは異なる点がある。首都圏から比較的近い観光地・リゾート地として栄えているのだ。週末に遊びに来る人や、別荘を所有する人、私のように移住する人など、人の行き来が多い、少し特殊な土地柄なのである。

 そのような軽井沢が好きでひんぱんに訪れる人たちの中には、健康や食の安全、ロハスな生活への感度が高い人が、一定の割合でいる。

 そういう人たちに向けて、耕作放棄地を整備して区分けし、小さな菜園を貸し出すビジネスが成立するのではないか、と思いついた。

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