難しいことを やさしく やさしいことを 深く話そう



 ハーバード生が、これらのいわゆる難しい言葉で、難しいことを語る場面にはあまり遭遇しませんでした。

 他にいい換えられない専門用語や、同じ専攻の仲間や教授との専門的な議論なら話は別ですが、それ以外のタイミングで、もし難しい言葉を使ったら「気どってるの?」と不思議そうな顔をされて終わりです。

 その理由は2つあると思います。

 1つは相手にできるだけわかりやすく物事を伝えたいという気持ちが強いこと。もう1つは相手がその言葉がわからない場合、それを説明するために費やす時間がお互いにとってムダだからです。

 難しい言葉をそのまま使ってしまう人は、一見すると頭がよさそうですが、実のところ本人がまだ完全に内容を理解していないだけかもしれません。

 誰かに理解してもらいたいと思ったら、劇作家の井上ひさしさんの名言にあるように「むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをおもしろく、おもしろいことをまじめに、まじめなことをゆかいに、そしてゆかいなことはあくまでゆかいに」と、できるだけわかりやすい言葉で伝えようとするはずです。

 本当に頭のいい人は理解力が高いだけに、難しい言葉を使わなくても、やさしくてシンプルな言葉で伝えられます。

 難しい言葉を持ち出さないと説明できないとしたら、本質が理解できていない証拠かもしれません。

 やさしい言葉でシンプルに伝えられるようになるまで、もう一段階掘り下げて理解してみるといいと思います。

 難しい言葉で説明して自己満足してませんか?

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