ハーバードで教えるアマゾンの成長力、最大の秘密

ハーバードで教えるアマゾンの成長力、最大の秘密

Photo: Adobe Stock

『HOW FINANCE WORKS ハーバード・ビジネス・スクール ファイナンス講座』は、ハーバード大学のオンラインのファイナンス講座(Leading with Finance)をベースにテキスト化された教科書です。ファイナンスの教科書といえば、堅苦しいイメージですが、本書は少しイメージが違います。アマゾン、ネットフリックス、スターバックス、アップル、ナイキ…誰でも知っている企業の最新の財務データを使って、経済ニュース、金融ニュースなどをからめながら基礎的なファイナンスの知識を身に着けていきます。そのエッセンスをコンパクトに紹介します。

■アマゾンはいかに成長し、さらに成長するのか

企業の財務モデルに占める運転資金のパワーを見るために、アマゾンを例にとろう。アマゾンは在庫、売掛金、買掛金を管理しているが、そのやり方の巧みさから、いわゆるマイナス運転資金サイクル、あるいはマイナス現金循環化日数になっているのだ。

通常の店舗では、運営上で資金調達の必要がある場合が多い。しかし、カナヅチを買ったり売ったりすることでキャッシュが出ていくのではなく、キャッシュが生み出される世界を想像してほしい。それがまさにアマゾンのケースだ。

2014年、アマゾンの在庫日数は平均46日、顧客からの回収期間は平均21日だった(小売業者としてはやや長めなのは、クラウド・コンピューティング事業があるからだ)。

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