サッカー協会・田嶋会長が「コロナ陽性」を自ら公表した理由

サッカー協会・田嶋会長が「コロナ陽性」を自ら公表した理由

新型コロナウイルスのPCR検査で陽性反応を示したことが発覚した日本サッカー協会の田嶋幸三会長 Photo:Masashi Hara/gettyimages

日本のスポーツ界に衝撃が走った。日本オリンピック委員会(JOC)副会長や2020東京五輪・パラリンピック競技大会組織委員会理事などを務めるスポーツ界の要人、日本サッカー協会(JFA)の田嶋幸三会長(62)が、新型コロナウイルスのPCR検査で陽性反応を示したことが発覚した。感染者へネガティブな視線が向けられる風潮が強い中で、行動履歴を含めた事実を自らの希望で公表し、個人名が特定された初めての感染者となった田嶋会長の意図を追った。(ノンフィクションライター 藤江直人)

■欧州、アメリカに続けて滞在帰国後に発症、RCP検査で陽性に

 世界中で非常事態や緊急事態が発令されるなど、新型コロナウイルス禍が拡大の一途をたどっている状況下で、日本において個人名が特定された初めての感染者が現れた。日本サッカー協会(JFA)の田嶋幸三会長が、新型コロナウイルス検査で陽性反応が出たことを自ら明らかにした。

 新型コロナウイルスに感染したことを、JFAを通じて公表したのは17日の夜。東京都文京区内で受けたPCR検査で、陽性反応が出てから数時間後だった。同時に1300文字あまりからなるステイトメントを発表し、行動履歴を含めて、発症に至るまでの詳細も明かしている。

 ステイトメントによれば、田嶋会長は2月28日から3月8日まで海外出張に出ている。

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