中国でコロナ後に訪れた「養豚バブル」、不動産・ネット企業が続々進出

中国でコロナ後に訪れた「養豚バブル」、不動産・ネット企業が続々進出

不動産企業からIT企業まで、養豚事業への参入が相次いでいます Photo:Barcroft Media/gettyimages

■中国で逼迫する豚肉価格世界で豚肉爆買い

 新型コロナウイルス感染の心配はまだ完全に解消していないが、感染拡大が一応は抑えられた中国では、急速に日常的な話題が人々の関心を集めるようになった。その1つは豚肉の供給事情だ。

 近年、豚コレラのまん延で、中国の養豚業が大打撃を受け、豚肉の価格が暴騰していた。食肉のメインが豚肉である中国では、豚肉の暴騰が国民の食卓を直撃するので、人々の生活への影響が非常に大きい。

 この影響は意外にも海を隔てた日本でも一端を感じられる。

 最近、東京江東区の亀戸駅に近い商店街に立ち寄ったとき、中国から輸入された冷凍餃子を買って帰ろうかと思っていると、顔見知りの商店経営者に呼び止められた。

「この頃、中国では豚肉の価格が高騰しているので、餃子に使われる豚肉があまりいい肉ではないのではないかと心配している。買わない方がいい」

 中国の豚肉供給不足事情は、豚肉の緊急輸入に至ったことからも深刻さが分かる。昨年中国は豚肉価格を安定させるために、さまざまな緊急措置を取った。その1つは海外から前年度比75%増の210万トンもの豚肉を輸入したことだ。2020年には、国内需要を満たすため、豚肉の輸入をさらに拡大する方針を早くも打ち出した。世界経済への貢献度も考え、商品の輸入拡大に努めている中国は、20年に850品目余りの輸入品の関税などの費用を引き下げた。

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