「ごっつぁんカレー」開発秘話、海洋高校相撲部が復活をかけて発売

「ごっつぁんカレー」開発秘話、海洋高校相撲部が復活をかけて発売

相撲部の活動費を捻出するために、学校とOB、教員が一丸となって取り組んだ(写真はイメージです) Photo:PIXTA

■相撲部の悩みの種だった食費や遠征費

 新潟県立海洋高校は、パンフレットやホームページに「海を学ぶ人のための学校」「海を知る。海に学ぶ。地域とともに次世代を担う海のプロを育成します」とある通り、水産科専門の高校だ。学校は旧能生町、現糸魚川市にある。

 スポーツの分野で海洋高校といえば、相撲の強豪として知られる。昨年は国体で個人・団体とも新潟県が優勝した(団体は4連覇)。メンバーは全員が海洋高のOBだ。個人で優勝したのは、海洋高から日体大に進んだ中村泰輝。中村は昨年、1年生ながらインカレ(大学選手権)に優勝し、29年ぶりの1年生横綱に輝いた。

 私は数年前から海洋高校相撲部の取材を続けている。選手の大半は、県内外から海洋高校の相撲部を目指してやってきた力士たち。中には、中学時代からこの地にある能生中学に入学し、高校生たちと一緒に寝食を共にし、稽古を重ねる少年もいる。中村泰輝も出身は石川県津幡町だが、小学校を卒業後すぐにこのルートに進み、海洋高校相撲部の門を叩いた。

 いまは部員が6人と少ないが、たいていは10人以上が合宿所(総監督がかつて経営していた元旅館)で生活している。訪ねて驚かされるのはやはり、彼らが食べる食事の量の多さだ。同校相撲部のOBで、元教員でもある田海哲也総監督によれば、「30キロの米が2日でなくなる」というから、食費だけでも大変だ。

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