スタートアップが事業を複線化する際に注意すべき5つのポイント

スタートアップが事業を複線化する際に注意すべき5つのポイント

Photo: Adobe Stock

スタートアップでは1つのプロダクトにリソースを集中することが常道とされています。
 事業の複線化はリソースの分散に繋がり、経営の難易度を格段に高めることになります。
 そうした前提を踏まえてなお、スタートアップが事業の複線化に踏み切るにあたり、検討すべき5つのポイントについて考えます。

■共通性の過大評価と個別性の過小評価

朝倉祐介(シニフィアン共同代表。以下、朝倉):今回は、スタートアップにおける事業の複線化について考えてみたいと思います。北米のスタートアップでは、基本的には1つのプロダクトに集中し、成長に専念することが常道とされているように見受けられます。

一方で、日本のマーケットに特化している国内スタートアップの場合、単一プロダクトのみだとどうしても市場規模の限界が見えてくるといった事情もあり、事業の複線化を試みる経営者が少なくないのではないでしょうか。

事業の複線化は簡単なことではありませんが、それを踏まえてもなお、複線化への検討を進めるスタートアップを想定したうえで、留意すべき5つのポイントに考えたいと思います。

まず1つ目が、複線化に際して、事業の共通性・個別性を的確に捉えられているか。2つ目が、経営チームにケイパビリティがあるか。3つ目が、組織マネジメント、4つ目が、内部管理、そして5つ目が投資家コミュニケーションですね。

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