「貯金も底をついた…」外食業界・非正規・派遣で働く人々の悲鳴

「貯金も底をついた…」外食業界・非正規・派遣で働く人々の悲鳴

Photo:erhui1979/gettyimages

大量失業の恐怖シナリオが顕在化しつつある。苦境に立たされる外食業界、働く場所を奪われた非正規・派遣社員、安泰ではなくなった正社員――。特集『大失業時代の倒産危険度ランキング』(全29回)の#24では、労働者の“リアルな声”をお届けする。(ダイヤモンド編集部 山本興陽)

■「失業予備軍」が急増中休業者は半年で237万人増加

「職を失い『貯金も底をついた』といった相談が相次いで、電話が鳴りやまない日もある。住む場所を追い出されて、ホームレスになる人も出てきた」

 生活困窮者への支援を行う「ほっとプラス」の藤田孝典氏は、現状をこう説明する。

 新型コロナウイルスの感染拡大が、人々の雇用や暮らしを脅かしている。総務省の労働力調査によれば、5月の失業者数は前年同月から33万人増加の198万人に達した。この増加幅は、リーマンショックの影響が出た2010年1月以来の高水準だ。

 ただ、「失業者の増加が本格化するのは、これから」と労働組合やNPOの関係者は異口同音に危機感をあらわにする。背景にあるのは、休業者、いわば「失業予備軍」の急増だ。

「コロナ拡大直後の3、4月は、『休業手当を出してもらえない』という相談が多数だった。だが、日を追うごとに、解雇や雇い止めの相談が増えている。

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