エイベックス社長が語る、競争激化の音楽ストリーミング配信「次の一手」

エイベックス社長が語る、競争激化の音楽ストリーミング配信「次の一手」

Photo by Teppei Hori

特集『コロナは音楽を殺すのか?』(全11回)は、さまざまなステークホルダーへの取材を基に「有史以来最大規模の危機」に直面する音楽業界の現状に迫る。レコード会社の枠を超え「総合エンターテインメント企業」として多角的なビジネスを展開するエイベックスの黒岩克巳代表に独占ロングインタビューを敢行。#03では前編として、株主総会を終えたばかりの黒岩氏に、音楽ストリーミング配信のマネタイズ、ストリーミング時代の音楽制作、a-nationの開催など、多岐にわたって熱く語ってもらった。(ダイヤモンド編集部編集委員 長谷川幸光)

■音楽は斜陽産業ではない

――国内では2015年にCDなどの音楽ソフトとライブの市場規模が逆転しました(本特集#1『フジロック、サマソニ…4大フェスが音楽界の主役をかっさらった7つの理由』参照)。エイベックスはそれ以前からライブ事業に力を入れており、黒岩代表はライブ事業をリードしてきたまさに当事者ですが、市場の入れ替わりを見越していたのでしょうか。

 CDの売り上げは低下し続け、「音楽は斜陽産業だ」といわれていた時代もありました。CDの売り上げだけを見れば当然斜陽ですが、ライブの動員数や配信サービスの売り上げは伸長しているので、音楽市場全体を見ると実はそれほど変わっていません。人々のお金の使い方が変わっただけで。

1 2 次へ

関連記事(外部サイト)