コロナ禍の台湾で、「デマ情報」が拡散しなかった理由

コロナ禍の台湾で、「デマ情報」が拡散しなかった理由

蔡英文総統は、リスクコミュニケーションの強化とともに、デマ情報への厳格な取り締まりを行ってきた Photo:AFP=JIJI

感染症が発生した際に、最も恐れなければならないことは病気自体ではなく、ネットなどで噂やデマも含めた大量の情報が拡散することで国民の心理的不安を引き起こすインフォデミックだ。台湾は、コロナ戦において、いち早く情報開示を徹底させ、デマを取り締まり、国民を心理面でも安心させることに成功している。台湾はいかにしてインフォデミックを防いだのかを詳しく解説する。(アジア市場開発・富吉国際企業顧問有限公司代表 藤 重太)

■9年前に作られたパンデミックへの対応計画

 台湾が新型コロナ感染を封じ込められた理由は何か。

「国土が日本の10分の1と小さく、人口も日本の5分の1と少なかったから」や「たまたま優秀な人材がいたから」と言われたり、中には台湾の「ファクターX」を探る人もいる。だが筆者はそうは思わない。台湾にはコロナ戦に勝利するだけの準備と計画が立てられていた。

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