キプロスに帰化する中国人が急増!?誰もが欲しがる「黄金パスポート」とは

キプロスに帰化する中国人が急増!?誰もが欲しがる「黄金パスポート」とは

The Landa beach in Cyprus Photo:PIXTA

■ジャーナリストの勘、中国人の追跡調査

 しばらく前、中国のSNS、ウィーチャット(微信)で、キプロス共和国に帰化した喜びを伝える中国人経営者の投稿を読んだ。グローバル経済の時代でもあるし、これだけ海外旅行に出ている中国人がいるので、どこかの国に移住したくなり、その国に帰化した人がいてもまったくおかしくない。しかし、その喜びぶりに、どこか腑に落ちないものがあると感じた。

 考えてみれば、これまで、こうしたささやかなことから追跡調査を行い、のちにある程度の成果または作品として実を結んだことが、結構あった。

 たとえば、1990年代初期、オーストリアの首都ウィーンから送られてきた雑誌に掲載されていたとある記事に目を奪われた。ハンガリーに中国人が大挙して入国したことを報道した短い記事だった。当時の中国では、出国ブームに沸いていた。しかし、それはアメリカ、日本などいわゆる先進国を目指しての出国だった。だから、たとえ出稼ぎ目的の外国行きであっても、ヨーロッパを選ぶなら、賃金収入が高いドイツやフランスなどに代表される西ヨーロッパへ向かうべきだと思っていた。そうではないハンガリーへ旅路を急ぐ中国人の大群がいたということ自体、私には理解できなかった。

 1992年5月、東ヨーロッパに流れ込んだ中国人たちを追うために、私はハンガリー、チェコスロバキア(当時の国名。

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