パンデミックで、アマゾンはどこまで売上げを伸ばし、強くなってしまったのか?

パンデミックで、アマゾンはどこまで売上げを伸ばし、強くなってしまったのか?

Photo: Adobe Stock

未来は、アマゾンの動きの断片から読み取ることができる――そんな画期的な未来予測本が誕生した。アップルやグーグルをブランド評価で上回り、文字通り世界一のテクノロジー企業となったアマゾン。同社は巨大だというばかりではない。同様の大企業では類をみない年平均25%もの成長を続けていることは驚くべき事実で、このことは常に新しい分野に進出していることを意味している。そして、アマゾンが新たに進出した分野では、ライバル企業はその脅威に対抗すべく、アマゾンのビジネスモデルを研究し、自らのビジネスに取り入れている―ーさまざまな業界がまさに「アマゾン化」しているのである。『アマゾン化する未来:ベゾノミクスが世界を埋め尽くす』(ダイヤモンド社刊)は、フォーチュン誌のトップ・ジャーナリストがアマゾン内外を徹底取材して、コロナ禍でもさらなる大きな成長を遂げたアマゾンの秘められた内実に迫り、アマゾンのライバル企業がどのように対抗しようとしているかを探りながら、未来の世界を見事に描き出している。本記事では、同書から特別にそのエッセンスを抜粋していく。(小林啓倫訳)

■コロナ期に際立った成長を見せたアマゾン

 危機の中で、アマゾンが持つ世界で最も進んだデジタルの力がフル活用された。

 本書でさまざまな形で触れるが、アマゾンでは以前は管理職が行っていた小売りに関する意思決定の多くが、今ではAIアルゴリズムによって行われており、フェイスマスクや除菌剤のボトルをどのくらい注文するか、サイズはどうするか、そして広大な倉庫ネットワークのどこで在庫するかを決定している。

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