「開成」はなぜ定期試験をオンラインで行うことができたのか

「開成」はなぜ定期試験をオンラインで行うことができたのか

ICTプロジェクトチームを中心に綿密な事前準備を行い、始業式の翌日から遠隔(オンライン)授業を実施した(写真は中学国語の授業) 写真提供:開成学園

野水勉校長と森上展安・森上教育研究所代表による対談、3回目のテーマは開成の新型コロナウイルス対策である。政府からの休校要請があった校長交代の時期に、いち早く対応が可能となった背景には、ICT(情報通信技術)に詳しい教員と各学年の担当教員による対策チームを編成、教員のスキルも見据えた対応策を着実に打ち出せたことがある。(ダイヤモンド社教育情報、撮影/平野晋子)

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■対策チームの編成と3つのレベル分け

 野水勉校長は就任早々、登校中止、遠隔(オンライン)授業の開始といった新型コロナウイルス禍への対応策を打ち出していく。学びを止めない体制を支えたのは、教員によるICTプロジェクトチームの活躍だった。

――教頭先生(開成では教務委員長と呼んでいる)でしたか、この間お話を伺って、コロナ対応を検討する委員会が3月に立ち上がって、全校で素晴らしい取り組みがあったと。具体的にはどのようなものでしたか。

野水 私は4月に就任しましたが、その準備も含めて登校自粛の要請があった3月頃から打ち合わせや教員の会議にも参加して、少し様子を見せていただきました。ちょうど4月以降の授業が対面でできるかどうかの議論がなされているところでした。

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