冬の高血圧・脂質異常にどう対応すべきか、専門医に聞く「トリプルリスク対策」

冬の高血圧・脂質異常にどう対応すべきか、専門医に聞く「トリプルリスク対策」

効果的なトリプルリスク対策とは?(写真はイメージです) Photo:PIXTA

2021年という新しい年を迎えた。新型コロナウイルスの流行はとどまらず、政府は2度目の緊急事態宣言を発出した。コロナ長期化で運動不足や巣ごもり飲食過多も見られる。高血圧、高糖質、脂質異常症が重なる、いわゆる「トリプルリスク」が高まる。ただでさえ血圧・血糖・血中脂質の数値は悪化しやすい冬。高血圧、高糖質、脂質異常症などの基礎疾患は、コロナに感染した際も重症化が加速するリスクが高い。命に関わる深刻なトリプリリスク回避のための対策を4回のシリーズで、国際医療福祉大学医学部の坂本昌也教授に聞く。(医療・健康コミュニケーター 高橋 誠)

■高血圧、高血糖、脂質異常症の相乗リスク3つともケアしている人は1割

「トリプルリスクを考える会」が2018年に行った調査(回答者1200人)によれば、「血圧・血糖・血中脂質の3つともケアしている人」は1割。「一度の食事で同時に塩分・糖分・脂肪分の取り過ぎをすべてケアできる人」も1割未満。国民の健康意識が向上している中、意外なデータである。国際医療福祉大学医学部 坂本昌也教授(同大大学三田病院内科部長、糖尿病・代謝・内分泌内科学教授)は、この事態に警鐘を鳴らす。

「2020年は血圧・血糖・血中脂質の数値が悪化した患者さんが増えた。高血圧、糖尿病、脂質異常症(高脂血症)はいずれも『動脈硬化』と関係する。適切な治療を受けずにいると、心筋への血液の供給が減少する。血流が途絶え、心臓を取り巻く冠動脈に狭窄や閉塞を生じる。いわゆる狭心症や急性心筋梗塞を引き起こす。高血圧、糖尿病、脂質異常症の3つの病気のうち、どれか1つを発症していると、残り2つも発症しているか予備群であるリスクが相乗的に高まる。血管へのダメージのため、脳梗塞のリスクも同時に高まる」

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