コロナ入院調整に我関せず、「後手後手」の小池都知事に高まる批判
2021年01月21日 06時00分 ダイヤモンドオンライン
80代で持病があっても入院できず、都内の自宅で亡くなったコロナ患者がいる。人口や感染者が多いとはいえ、医療資源もまた豊富な東京都でなぜ、こうした悲劇が起きるのか。パフォーマンスに終始してきた小池百合子都知事や、入院調整が後手後手に回って来た都への批判が高まっている。(ダイヤモンド編集部 岡田 悟)
■都民ファ都議がここぞとばかりにアピール都立病院転院の妊婦への支援が突如決定
「小池知事からも広尾・荏原・豊島の都立病院のコロナ対応で転院が必要になる妊婦さんへの支援が正式に発表されました」――。小池百合子東京都知事の「右腕」を名乗る都民ファーストの会の藤井あきら都議会議員は1月14日深夜、ツイッターでこのように投稿した。
「小池都知事の右腕」とツイッターの自己紹介文で自称する藤井あきら都議のツイート
https://t.co/gic6EngsSi
? 藤井あきら デジタル都議 都民ファーストの会 (@fujiiakiratokyo) January 14, 2021 正確には、荏原と豊島の2病院は、都立ではなく公益財団法人東京都医療公社が運営している。さらに都病院経営本部によると、この2病院では新型コロナウイルス患者の受け入れ拡大後も周産期医療を続けるため、妊婦の転院への支援は現状、都立広尾病院のみとなる。