慶應大“最強の学閥”を支える「三田会」の人脈力、コロナ下の物資調達でも威力

慶應大“最強の学閥”を支える「三田会」の人脈力、コロナ下の物資調達でも威力

Photo:PIXTA

『週刊ダイヤモンド』1月30日号の第一特集は「慶應三田会vs早稲田稲門会」です。就職に仕事に出世…ビジネスの成功を左右する人脈。そして大学のOB組織は人脈づくりの強力な武器になります。慶應義塾大学のOB組織「三田会」や早稲田大学の「稲門会」はその代表的な存在です。コロナ禍により人間関係の在り方に変化が生じる中で、危機を乗り切る強い絆はどう生まれるのか。「学閥の王者」慶應三田会と猛追する早稲田稲門会に迫りました。

■入手困難な除菌グッズやマスクを調達慶應大「三田会」人脈パワー

「三田会入りし、慶應のつながりの大きさとありがたさを実感した」――。

 こう振り返るのは慶應義塾大学薬学部KP会(KP三田会)の高橋千佳子会長だ。2008年の共立薬科大学との統合で誕生した慶應大薬学部。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い予防グッズの品薄状態が続いた昨夏、薬学部生には入手困難だった除菌ウエットティッシュ計2400個が配られた。

 実現したのは慶應大のOB組織「三田会」パワーだ。「ライオン三田会につないでもらい、仕入れ値で買えた。学生に本当に喜んでもらえた」と高橋会長は笑顔で語る。

 海の向こうからも慶應大に支援物資が届いた。上海三田会は昨年4月、マスク6万枚や防護服などを母校に寄付した。「中国でのマスク仕入れルートを持っている人が手配した」と上海三田会の伊藤幸孝会長は胸を張る。

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