経営者は、 なぜ粉飾決算に走るのか?

経営者は、 なぜ粉飾決算に走るのか?

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38万部超のベストセラー『餃子屋と高級フレンチ』シリーズでおなじみの著者・林 總氏の最新刊『たった10日で決算書がプロ並みに読めるようになる! 会計の教室』がダイヤモンド社から発売になりました。本連載では、同書の中から抜粋して決算書を読み解くために必要な基本の知識をお伝えしていきます。登場人物は、林教授と生徒の川村カノンの2人。知識ゼロから始めて、いかにして決算書を読み解くスキルを身につけていくのか? 川村カノンになったつもりで、本連載にお付き合いください。

カノン でも、なぜ経営者は粉飾に走るのですか? 女性の場合は、エチケットで化粧する人も多いと思いますけど。

林教授 粉飾の動機はさまざまだね。まず、銀行からお金を借りる時だ。銀行は赤字会社には融資はしない。業績が良い時には借りてほしいと頭を下げるのに、業績が悪くなると途端に態度を変えるんだ。

カノン いやな話ですね。

林教授 資金が途切れたら会社は倒産する。会社が潰れたら社員全員が路頭に迷う。経営者は必死だよ。そこで粉飾に手を染めるというわけだ。

カノン そうなんですね。ところで、正しい決算書と粉飾した決算書の境目ってあるのですか?

林教授 いい質問だね。実際は、会計ルールが許す範囲で、決算書を多少化粧することは認められている。だが、一線を越えてはいけない。悩ましいことに、この境目が微妙ときている。実際のところ、明らかな粉飾でない限り見抜くのは難しいね。

カノン 例えば、どんな方法で利益を操作するのですか?

林教授 架空の売上を立てたり、今期の費用を来期にずらしたり、だね。

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