韓国文大統領の「平和の幻想」が安保危機を招く、元駐韓大使が解説

韓国文大統領の「平和の幻想」が安保危機を招く、元駐韓大使が解説

Photo:Handout/gettyimages

■文在寅大統領の誤った北朝鮮認識

 文在寅大統領は任期があと1年余りとなった。文大統領はその残りの短い期間に南北対話および米朝対話の突破口を開くことに執着し、焦りも感じているようだ。

 金正恩朝鮮労働党総書記は1月の朝鮮労働党大会で、核に36回も言及しながら、非核化については1度も言わなかった。それでも文大統領は米国に対し、北朝鮮は非核化の意思があるといい続けており、シンガポールにおける米朝対話を演出した鄭義溶(チョン・ウィヨン)を外相に任命し、シンガポールの再現を夢見ている。こうした韓国の態度に対し、米国は苦々しく思っていることだろう。

 北朝鮮が南北共同事務所を爆破するなどの強硬姿勢を示しても、文大統領は「北朝鮮は基本的に南北軍事合意を順守している」と強弁する。北朝鮮の暴挙に対する答えが、北朝鮮シンパで固めた朝鮮半島チームである。

 北朝鮮が、米韓合同軍事演習の中止を求めれば、文大統領は南北軍事会談で米韓合同軍事演習の問題を協議できると発言。米韓の軍事態勢の情報をみすみす北朝鮮に提供しようというのだろうか。

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