糸井重里さん「ほぼ日の判断基準は平安時代の人でもよろこぶか」

糸井重里さん「ほぼ日の判断基準は平安時代の人でもよろこぶか」

中竹竜二さんと糸井重里さん(撮影:竹井俊晴)

『ウィニングカルチャー 勝ちぐせのある人と組織のつくり方』ではチームや企業の組織文化の変革方法について、まとめています。本書の取材で著者の中竹竜二さんがアドバイスをもらいに行ったのが、ほぼ日を経営する糸井重里さんでした。「ほぼ日の組織文化はどうやって培われてきたのか」について糸井さんに取材しました。今回はそのインタビューの前編。糸井さんはほぼ日が現在のようなカルチャーになったのは「自分の体に聞いてみたからだ」と語ります。(構成/新田匡央)

中竹竜二さん(以下、中竹):『ウィニングカルチャー 勝ちぐせのある人と組織のつくり方』という本を執筆しています(取材は2020年夏に実施)。文化とは、英語で言うと「cultivate」。「耕す」という意味です。組織文化とは、外部からパワフルなリーダーが来て、何らかのツールを活用して劇的に変わるようなものではなく、少しずつ、長い年月をかけて耕していくものだと考えています。

 そういう意味では、糸井さんの経営するほぼ日はまさに「cultivate」しているように感じました。ほぼ日のカルチャーは、誰もがまねしたいと思っても、まねのできない境地に至っています。そんな組織文化をつくり上げた糸井さんに、組織文化についてお聞きしたいと思います。

糸井重里さん(以下、糸井):組織で仕事をするのは、時間をどれだけ会社に捧げているかが基準になります。

1 2 3 次へ

関連記事(外部サイト)