糸井重里さん「ほぼ日の判断基準は平安時代の人でもよろこぶか」

だから、引き受ける。

中竹:なるほど。

糸井:これを資本主義的に言えば「ブランド価値を高める」という説明になってしまいます。

 でも、それはちょっと違う。だって、「ブランド価値を高める」と言ってしまうと、ブランド価値を高めないような仕事ができなくなってしまうから。

 ブランド価値を高めなくても、やるべき大切な仕事はあります。そんな場合は、ふたつを混ぜるとやっていけるんです。おかげで「これはちょっと高いけど、あそこの会社は好きだから、わたしはこれを買うわ」と言ってくれるお客さんがいて、きちんと利益を上げる仕事にも恵まれてきました。

 コロナになってわかったのは、イベントを中止してもあまり痛手にならなかったということです。もともと稼ぐ仕事と稼がない仕事を混ぜていて、全体で見るとあまり稼いでいなかったんです(笑)。うすうす勘づいていたけれど、今までやってきた考え方が間違いじゃなかったことがはっきりとわかりました。

そういう意味でも、ほぼ日のカルチャーが今のようになった理由は、「自分の体に聞いてみた」からだと思うんです。

中竹:素直に聞いてみたということですね。

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