聖光学院が担う今後の役割と「2つの懸念」

聖光学院が担う今後の役割と「2つの懸念」

2014年に新築された校舎は、漫画「ドラゴン桜」の舞台としても描かれている。一番の特徴は、他校ではあまり見かけない中高の教員が一堂に会する広々とした職員室だろう

聖光学院はこれまでユニークな人材を世に送り出してきた。生徒を育むために不可欠の要素とは何か。経営的な視点も交えながら、工藤誠一校長が私学の果たす役割について語る。(ダイヤモンド社教育情報、撮影/平野晋子)

>>(1)はこちら

■変わる教員と学校の役割

――この前、聖光学院の動画を見ました。男子校としては女性の先生が多い印象を受けました。

工藤 英語とかいろいろな科目をお願いしています。今後、もっと多くの優秀な女性の先生に入ってきてもらいたい。男子校なので、ジェンダーフリーの観点からも。

 この前、情報の先生を新しく採用しました。 NTT出身で、教員免許も持つ女性です。情報という科目の強化に関して、その先生には「常にアンテナを高くし、ファシリテーターとしての役割を担ってください」と言っています。

 1人1台というのが文部科学省の方針ですが、学校が端末の保守まで責任を持つとどうなりますか? 1000人生徒がいる学校でしたら保守も1000台分必要です。その端末の面倒を誰が見るのか。先生にはできません。それだけで疲弊してしまいます。

――教員の役割も変化していきそうですね。

工藤 絶えず“新しいものを”といくら頑張っても、若いうちはいいですが、5年もたったら時代の方が追い越していきます。

1 2 次へ

関連記事(外部サイト)